ゆるりひとりっ子育児~時々ハーブ~

40代主婦。ひとりっ子の息子の育児とハーブなどの植物の事を書いてます。こちらのブログはアフィリエイト広告を利用しています。

捨てない力(すてないりょく)

実家の紫陽花とスモークツリー、綺麗なドライフラワーになりました✨

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実家に帰ると庭を物色?し、ドライフラワーの材料になりそうな植物を探し出します…

2ヶ月位前、父と一緒に話しながら庭でゴソゴソ作業をしていると、息子が家の中から包装紙を持って出てきて、「おばあちゃんの、すてないりょくを試すけぇ」と。
「捨てないりょく?」
「うん、この紙の中側に'捨てたらダメ'と書いとるんよ。おばあちゃんにはこの紙を捨てたらダメと言っとるけぇ。おじいちゃんもお母さんも捨てたらダメよ!」と雨のあたらない場所にその紙を置いていました…

「これを捨てなかったらおばあちゃんには捨てない力(りょく)があるってことなんよ」とのこと。



昔、父と母が結婚した頃、当時手渡しで父が持って帰ったもらったばかりのお給料を、母は封筒ごと間違えて捨ててしまったらしく(疑惑で真実はわかりません)、その事を今でも父は母に不満がある時に話します。
その話しを息子が聞いていたのかもしれません。

給料を間違えて捨てるなんてあり得ないと思われるかもしれませんが、母ならあり得ることです。(悪気があってするのではありません。)



また、私は小さな頃からぬいぐるみが大好きで、部屋にはたくさんのぬいぐるみがありました。
全部大事で、新しいぬいぐるみを買ってもらったから古いのはもういらないなんて思いは一切ありませんでした。

しかし、母は古く汚れたり破れてるぬいぐるみを処分したがっていました。
「クマとネコのぬいぐるみは特に汚いから捨てよう」と毎日言い続けてた時期がありました。
私は「絶対にダメ」と言っていましたが、ある日学校から帰るとその2つがないのです…
母がその日の朝に衝動的にダストボックスに入れたらしいのです…  私は泣いて泣いてどんなに大事だったか話した記憶があります。その姿を見て母はダストボックスを見に行きましたが、当然その日の収集は終わっています。

私は暫くの期間、寝る時にクマとネコのぬいぐるみが暗くて臭いダストボックスに入れられ、焼却された事を考えては苦しくなりました。



その話しを息子にした記憶は無いのですが(あまりにも悲しい話で…)、先程の父の話と、実家で物が見付からないと母に捨てて無いか確かめる父の姿を見て、おばあちゃん=すぐ物を捨てる人 というイメージがついたのかもしれません。


しかし、近年は断捨離やお片付けセミナーなどか流行り、いかに処分するか、手放すか、が注目されているのに、その逆の捨てない力を試すとは…


私も家の大まかな物は、手放すことができました。
捨てるにしのびない物は近所の公民館と農協に設置されている「どうぞの椅子」に置いておきます。
必要な方がいる様で嬉しく感じます。



どうぞのいす/香山美子/柿本幸造【1000円以上送料無料】

有名な絵本ですね☺️

この絵本の真似をして設置して下さっていることに感謝です。
物を捨てるのは本当にパワーがいると思います。
誰かに譲ると言っても必要な人がいるかどうか分かりかねる時もあります。
メルカリも利用しますが、売るにはちょっと…かと言って捨てるのはもったいない…なんて考えてたら時間があっという間に過ぎてしまいます。


買うのは簡単だけど、処分するのは本当に大きな苦労です。
いらなくなったら捨てればいいとか売ればいいの感覚で物を買うのはなるべく控えよう、ずっと大事に管理できる物を厳選して買う事が重要だと片付けをしながらつくづく思います。。


で、母の「捨てないりょく」ですが、一回目の息子のチェック時は合格。 二回目のチェック時には捨てており不合格となってしまいました………